TPP強行採決 その先に

11/4(金)衆議院TPP特別委員会で採決された、TPP(環太平洋経済連携協定)批准。

 

とにかく何が起こっているのか分からない現状という人も多くいると思う。流れを見ながら思う事をつらつらと書いていこうと思う。

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TPP(環太平洋経済連携協定)とは太平洋を取り巻く国々の経済を一つなぎにして、国々の様々な問題に協定国みんなで取り組もうという条約。

 

始まりはチリ、ブルネイ、シンガポール、ニュージーランドの4カ国。p-4と呼ばれる4カ国での貿易に関する協定が結ばれた。自由貿易によって関税を下げて、国と国とが手を取り合って経済を発展させようと。

 

そこに、俺も俺も、と声をあげたのがアメリカ、オーストラリア、ベトナム、ペルーの4カ国。いきなり入るのはおかしくなるから、まずは入れるかどうか加入交渉が始まった。次いでマレーシアも加わって5カ国が加入交渉国として会議が開かれ9カ国での経済協定が話し始められた。さらにメキシコ、カナダが加入交渉国に参入。そこに日本が最後に交渉国として加入し、全12カ国での貿易の形を取り決めた協定がTPP協定、ということになる。

 

つまり、最初に決まった4カ国以外がこれに加わるかどうか今審議中というのが現状。ちなみに他の国は加入しないという意思を表示している。

 

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内容は、全ての物やサービスの関税(輸入・輸出する際の税金)をほぼ無しにしたり、企業が国策によって損失を受けた場合は国家に対して訴訟できるようにする、などなど。つまり今のままでは企業がいい物を作っても海外に向けて売ろうとすると関税などで儲けることができない。そんなの不自由で不平等だからそんな関税なんてなくそうぜ!それが自由だろう?という企業を守っていく協定と言った方が分かりやすいかもしれない。

 

 

企業が儲かって、給料が上がって、生活が安定する。それでいいじゃないか!と安直に考えてはいけないのがこのTPPの本質。企業が儲かる=大企業以外が苦しむ、という方程式が成り立つ。

 

 

そもそも企業が儲かって、社員に給料が反映され国民が豊かになる。という構図自体にどれだけの信憑性があるのだろう?パナマ文書は?政治献金は?王子製紙は?

 

つまり企業が儲かったとしてもそれが国民に行き渡るわけが無い。もちろん、社員の為にギリギリまで還元している会社や代表の人も多くいる。その人たちはリスペクト。結婚したら5万円給料アップ。子供一人に付き5万円さらにアップ。という企業の代表が実際にいる。「国や社会がやらないから少なくとも俺の会社で出来る範囲の事をやっている。」と素晴らしい社長もいるもんだと思った。

 

そして企業が儲かると、企業以外の存在が苦しい。農家、漁師などの一次産業、大工や内装など個人の二次産業の人たちが蝕まれる。すると企業にしか働き口がなくなる。企業に入ると搾取に合う。結果全員を搾取する為の政策。この流れこそがTPPの全て、と言ってもいいかもしれない。

(もちろん他にも、遺伝子組み換え作物や農薬、戦争参加、不当逮捕などなど多岐にわたる怖い基準や条約が盛りだくさん)

だがそれも本当かはわからない。なぜなら国家間の貿易協定という重要度が極めて高い話。その内容は元々英語で書かれている。A4にして約6000ページと言われている。各国はそれぞれそれを自国語に訳して成文化し、国独自の政治性と照らし合せてTPPに加入するべきか否かを判断している。

 

日本の場合は、そもそもその英語の約6000ページはそのまま英語のまま。日本語の成文は無し。しかもTOPシークレットという理由で8割以上が黒塗りで読めない。そのほぼ何が書いてあるか分からない資料を基にTPP特別委員会で会議され、多数決を取り、可決。

 

そんなバカな話が西暦2016年に起きたという事実。もちろん、誰も反対しなかったわけでは無い。野党である民進党の議員たちをはじめ、殴り合いになるかというぐらい抗議した。国会の周りにはTPP反対というデモ隊が多く取り囲んだ。ニュージーランドからオークランド大学のケルシー教授も反対運動の為に来日していた。

 

そんな抗議があったとテレビも新聞もほぼ報道しない中、勝手に決まったと言っていいこの可決。そもそもの始まりから言うと、安倍政権はTPP反対、ブレない、というポスターを貼って選挙活動をしていた。おふざけも過ぎてしまっている。言う事なす事何もかもがむちゃくちゃ。

 

と、政治に興味のある人は反応を見せている。もちろんBESOも同意見。いよいよ国外への移住の計画を持ち始め行くならドイツかなーと考え始めている。

 

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ここからが本題。最近の記事、対立と意識レベルの内容。その対立の先にある本質を見よう。安倍政権反対。大企業が儲かるTPP反対。安保法案反対。マイナンバー反対。もちろん全て反対だ。じゃー反対した先にどんなビジョンを自分達がもっているかという話。

 

その先に豊かな生活が明確に、具体的に見えていなければ結局はその場しのぎの安倍政権となんら変わりが無い。変わりが無いと言えば言い過ぎだが、こんなにあからさまで下手くそな安倍政権を止められなかった自分たち。もし、安倍政権を倒したとしても、次はもっと巧みな話術や政策を持ったパフォーマーが現れれば、もっともっとひどい状況になるのは目に見えている。

 

結局は国民一人一人が何をして何を選ぶかに尽きると思う。そんな事を言うと、

「偉そうな事を言ってじゃーお前は何ができるんだよ?」

と言われるかもしれない。そしたらこう答えたい。

「それを考えるのが生きるという事ではないのか?」

それを知っている人は世の中にいない。だから間違えるしケンカもする。そして間違えて、ケンカをするからそうならないように、平和で豊かな生活を目指す事が出来ると思う。

 

日本人はもう十分すぎるほど間違えて、傷付くところが残っていないほどケンカをした。必死で稼いで払った税金は政治家の飲み代に消え、将来の為の年金はアメリカへの上納金に消えた。こんなに傷ついているのに、失敗を繰り返しているのに、失敗だとも傷付いているとも思えない98パーセントの日本人。

 

安倍総理はその98パーセントをいよいよ目覚めさせてしまったように思う。そういう意味で本当に有難い。そのまま穏便に企業が儲かる仕組みや、アメリカへの献上を緩やかに続けていれば、あるいはもっと長く日本人から搾取できていたかもしれない。しかし、こんなに明からさまに手のひらを返せばどんなにアホな、どんなに間抜けな、どんなに洗脳された人間も目がさめる。

 

TPP問題は、これからもう一度山場を迎える。日本の国会のルールでは、時間を稼げたとしてあと1月ほどで批准が決まる。しかし、日本が加入したいと言っているTPP自体がストップする可能性がある。大きな国家間の話なので、GDPと言われる国家の生産力に基準が設けられている。アメリカが加入しないと言えば、TPPは一旦止まる。

 

TPPを裏で発案し、是が非にでも導入したい、世界的大企業。世界を牛耳る大金持ちの子分達に当たる彼ら。その人たちにお座りし、ベロを出し、お手をして、TPPというお土産を日本国民をだまして持って行ったのに、当のご主人が、「ちょっと今タイミングまずいから後で」、とはぐらかされる。

 

一人取り残されたポチの後ろには目覚めた日本人達が、背中を向けてドアを閉めているような気がする。

 

とにかく今何が起きているのかを知ってほしい。特に18歳以上の人は選挙権があるのだ。つまり自分の一票のせいでこの事態を引き起こしているという自覚を持たなければならないのかもしれない。

 

SMAPの解散も、韓国の大統領のスキャンダルも、BIGBANGのライブも、全部大事だ。日ハムが優勝したのも大事だ。ポケモンGOも大事だ。無駄なことなんて無いし、今日もおいしいご飯が食べれた、というのも大事なこと。その大事なことが一瞬にして全て失われる可能性がある。

 

もう一生BIGBANGのライブが不当逮捕で見れなくなる可能性が有る。美味しい日本の米が一生食べられなくなる可能性が有る。野球をしたくても強制兵役があって、高校野球どころじゃなくなる可能性が有る。そんなレベルに来てる今の日本。本気で国民が行動するチャンスが来た。

 

ピンチはチャンスなのだ。TPPを知らないのが恥、とか、今時の若いもんは政治も知らんと、という話ではない。一人一人がしっかりする時代を作ってくれた安倍総理に感謝するタイミングなのだ。やってる事が無茶苦茶で理性で語ると文句しか出てこない相手に感謝する時代なのだと思う。

 

何を言っても日本のTPP批准はほぼ変わらない。(が、最後まで署名運動や国会居座りが無駄とは思わない。)そうであれば、じゃーそんな中自分がどうこの世の中で、何の為に生き、どう豊かさを感じるかという事に焦点を当ててほしい。

 

その為にも、まず一番重要な、衣・食・住をもう一度見直してほしいと思う。

 

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