教え方がうまいと言ってくれる事が最近よくある。

その理由はこれまでのBESOのライフストーリーを見れば見えてくる部分がある。あまり語らないが、少しだけご紹介しようと思う。


 

教え方のコツは「気付き」

BESOが最初に「気付いた」のは高校2年。学校で必ず全員が英検を受けなければならなかった。「どうせ受けるからには受かろうぜ」という事で自分達で自主的に英語を勉強するようになった。

「2週間で受かる英検2級」という本を買い、1日目から取り組む。「ふむふむ、なるほど!!」と思うところから始まった。

それはまさしく基本と言われる、英語は主語・動詞が基本的にワンセットで続いて目的語が来るという解説を見て「気付いた」。

今までこんな事をさんざん習ってきていたはずなのに・・・。そんな基本的なことも分かっていなかったのだと気付いた。そしてその基本がわかれば、後は応用を一つ一つ学んでいけばいいのだと分かった。

ここに今の教え方の基礎が根付いている。

一番大切な事はやっぱり基本の本質。英語ならば「主語・動詞」これを見直す事ではるかに英語の本質が分かった。そこからというのも、学校の英語の授業が楽しくなった。

もともと英語の成績が良かった訳ではない。というか悪かった。しかし、こんな簡単なんだと気付き、今まで勝手に難しいと思いすぎていた自分に気付いた。

誰しもがこんな経験をしていると思う。そして、自分が教えるときは相手が何につまづいているかを見極め、相手にそれを「気付かせて」あげれば勝手に上達し、分かってくれる。

何が分からないか分からない

これもよくある現象。なぜならそもそもの出発地点が定まっていないからだと思う。

これはサッカーをしていた時の経験。中学生はレギュラーだったが、高校に入るとレギュラーにはなれなかった。周りのレベルがあがったのもあるが、今振り返ると練習の仕方がわかっていなかった。

レギュラーでない高校を卒業すると、大学でも真剣にサッカーをする事にした。さらにレベルの高い大学サッカーでレギュラーになれるわけがない。しかし、英語での経験と似たような事が起きた。

入部して初めてのミーティング。全員で150人もいるような大所帯。そのほとんどが一つの会議室に入る。

監督がポイントを編集してくれている前節の試合を全員で見る。そして課題や、いいプレーを見て共有する事でチームを強くしていく。

このミーティングで、90分の間に相手からゴールを奪い、逆にゴールを守り抜くというサッカーをどのように進めるかを改めて知った。

今までは自分が上手くなる、活躍するための練習をしようとしていた。何をどのように努力すればいいかも分からなかったのが、「なるほど何を練習すればいいのかも分かっていなかったのだ」と教えられた。

出発地点と自分の位置を再確認し、何が分からなく何が足りないから活躍できないのかが分かった。

そこから、練習の質がはるかに上がったのを実感した。ただ、スタート地点があまりにも遅れていたので基礎技術などが急激に上がる事はなく、もちろんレギュラーなどはるか遠い選手には終わったが。

大切なのは前提・設定を見直して方向を導く

建物を立てようとする時、まず何を考えるだろうか?材質は何で、かかる費用はどのくらいで?いつ完成するだろうか?

大切なのは何を立てるかだろう。犬小屋を立てるのか?家を立てるのか?ビルを立てるのか?もちろんそれによって全てが変わる。

そして、最初に取り掛かるのが土台作りから。大きいものであればあるほど土台の強度が必要になってくる。

少し前に福岡で地盤が陥落した事故があった。土台が弱ければいずれそうなるのは目に見えているはずなのに、おそらく工事の都合などを優先させたのだろう。

そうする事で、木造にするのか鉄筋にするのかコンクリートにするのかが決まってくる。あとは、流れに任せると完成が見えてくる。

しかし、分からない事が多い、上手くいかない時はこの前提と設定がはっきりしていない時が多い。

教える時や伝える時に、まず相手に何を伝えているかという状況確認はできているだろうか?

もっというと、相手と自分との関係がしっかり築けているか見直した事はあるだろうか?

何を立てようとしていて、今全体で言うどの部分の話をしていて、その先に何があるのかを相手に伝えられているだろうか?

また、別の視点で見ると、いくら正論を言っても、100点の教え方をしても伝わらない事がある。

例えば極端な話が、小学生にリーマンショックを説明してもまず伝わらない。その説明には、まず銀行という存在、家のローンの流れ、世界経済の仕組みなどをある程度分かっている前提で話さなければならない。

そもそも、その小学生はリーマンショックの話を知りたいだろうか?そういうとこまで気を配って話をし始めると簡単に伝わっていく。

まず、話を聞いてもらう前提を生み出す。なぜ小学生にリーマンショックを伝えたいのか?とりあえず知っておいてほしいからなのか、それを知らずに大人になると大変な事になるからなのか?

まずは、何を話をしているかを共有する。建物で言うと何を建てるかを決める。そして相手に話を聞いてもらう態勢を作る。これが土台に当たる。何が分からないか、何がわかるかを一つづつ積み重ねていく。これが土台の上の中心の柱や水道管や配線。そして最後には完成を迎える。