今回のフィールドワーク1日目は、山々に覆われた悠久の地、南紀へ。世界遺産でもある熊野三山にお詣り。1日目のテーマとしては「過去の清算、現在を今一度大切にし、未来の展望への誓い」。

台風が接近する荒天の中、15人を乗せた磐船は不思議な道のりを走り始めた。

近露王子跡地(ちかつゆおうじあとち)

熊野三山とは現在の和歌山県にある、熊野本宮大社・熊野新宮速玉大社・那智大社の三大社を祀る山々の総称。少し距離があるので、それぞれをバスでお詣り。

の前に、まずはお清めから。神事の始まりには必ずと言っていいほど、お清めの時間が取られる。今回は、近露王子跡地の禊の湯にて。


簡易ながら足湯にて体の汚れを禊、足裏から知らず知らずに体に溜まったネガティブなイメージを洗い流す。

そして、今回のお詣りのご挨拶。


ここにある王子とは、王子様の意味ではなく、古来の(古文書上では10世紀頃に初出)参拝儀礼を行う場所であった。12世紀頃には王子が和歌山を中心に大阪や奈良でも祀られるようになり、多数出現したことから総称として九十九王子(くじゅうくおうじ)とも呼ばれている。

そしてこの近露王子之跡は大人物が多く訪れた地として守られ、写真の石碑の字を書いたのは大本教教祖の一人、出口王仁三郎の筆跡と言われている。ちなみに、大本教は大正・昭和初期にかけて政府から弾圧を受け(真理を説いていた為政府に恐れられたと言われている)、出口王仁三郎の書物などほとんどが焼き払われた。その中で隠し通された遺物として貴重な石碑とされている。

少し話が逸れてしまったが、無事禊を終え、すっきりした状態でいざ熊野へ!!

熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)

過去を祓い清め(はらいきよめ)、清算する場所と言われている熊野本宮大社。

全国3000社以上ある熊野神社の総本宮でもあるこの本宮大社。もちろん他にも重要なポイントがあるが、熊野を語る上では外せない土地の一つ。

主祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)。日本の神話については別記事を是非。

天皇と日本神話

過去の清算をイメージし、お詣りを終えると、この本宮大社の横にある、小さいが重要なスポット、産田社へ!!

 

産田社(うぶたしゃ)

ここに祀られているのが、伊邪那美命(イザナギノミコト)。日本という形あるものとして産んだ、始まりの神の(荒魂)が祀られている。

「あらみたま」と呼び、日本人がイメージする「魂」を形どるものの一つ。

本宮大社にてスサノオにお詣りすることで過去を清算し、ここで産みの神イザナギにつながり、「新たな自分を産み出す」というイメージを持つ。

そして、さらにもう一つ重要なポイント(個人的にはここが一番空気感が澄んでいた)、大斎原へ。

大斎原(おおゆのはら)

この記事のTOP画にもなっているこの澄み切った土地。この日はあいにくの雨が降っていた為、写真はあまり綺麗には撮れなかった。


しかし、ここで写真を撮ると、なぜかたくさんの光が映り、明るい写真が撮れた。残念ながらいつも通り、特に光の差し方がすごい写真などは今回も取れず。。。笑

ただ、実際の雨模様からすると、不思議なほどの明るい写真だった。

そしてここで過去を清算するお祓いを、一人一人してもらった。ここは本宮大社の元地というイメージで、本来のスサノオのエネルギーがこちらに眠っていると言われている。

前回参加したフィールドワークの元サムハラ神社に似ているイメージを感じた。

無事一つ目のポイントを終え、続いての熊野へ向けてまた走り出す。

長い1日目の続きはこちら