BBFW 2017.12 in 南九州 〜1日目〜

師走の頃、一路南へ導かれ、出会い触れ合う神の郷。
吹く風に身をすぼめながら、暖かな光に包まれた2日間。
脈々と語り継がれた遺産や想いを巡り、感じた事などを中心に振り返りたいと思う。

 

 

神々の故郷 南九州

今回も集まった24人を乗せる磐船となるのはマイクロバス。
いく先々で見る、「神々の故郷」という言葉は不思議と心に残る。

何をもってして故郷なのか?そもそも神は実在したのか?もしいるのであれば、果たしてどのように誕生したのか?

その一つの答えは、以前にも取り上げた「古事記」に隠されていると、この旅で改めて感じた。

古事記の記事はこちらから。

古事記の内容を前提として記事を進めていこうと思う。

東霧島神社(つまきりしまじんじゃ)



神事の始まりは「浄化」から。
何事にもセオリーがあり、守るべきマナーがあるようなイメージ。

今回は浄化に最適な、東霧島神社で自分を見つめ直す事から始まる。

とにかく、この神社のポイントは『神石』と『振り返らずの階段』

神石


イザナミが黄泉の国へ行ってしまい、悲しみに暮れるイザナギ。その悲しみからこぼれた涙によって、結晶可された一つの石が現れた。

イザナギは「こんな悲しみを皆が経験しないように。。」と願いを込めながらその石を『十握の剣(とつか)』で綺麗に割った。

その石がここに祀られていると言われている。
現代の高度な工具を使ったかのように綺麗に切れている石。


その姿は惚れ惚れするもので、しばらくの間心を奪われ、自然に浄化されている自分に気付く。

振り返らずの坂「岩鬼階段」


そして、その奥には、鬼が待ち受けている。

日本の神話や寓話には鬼がよく出てくる。
一寸法師、桃太郎、こぶとりじいさん・・・

ここ東神社の鬼は、霧島の神に願いをかけ、その契りの導きにより1夜にしてこの階段を積み上げた。
荒々しく積まれた石段は揃っておらず、上の荘厳な本殿へと続く。
鬼が神様に願い事、というのも一般的なイメージではおかしな気もするが、いろいろな歴史をみると鬼にもいろいろな説話が残っている。

この石段を一歩一歩踏みしめ、後ろを振り返らず、願い事を胸に一言も発さずに登り切ればその願いが叶う。
と、天台宗・真言宗の僧侶が修行してきた場所でもある。

もちろん、おまじないやジンクスの類なので、
これをしたのに宝くじが当たらなかった!!
なんていうクレームは受け付けておりません。笑

もっと純粋に、幸せを願う内容のみを叶えてくれるようなおだやかな空気感の中、無心で歩む。
付け加えると、呪文とも言われる祝詞(のりと)を心で唱えながら登ると効果的とも言われている。

流星や、ミサンガなどの、こういった願いが叶う秘密は、自分自身にあるのだと改めて感じさせられた。

叶えたい願いを自分自身の中で、明確に灯を宿すことで想いやイメージが実現化するのではないだろうか?

 

鵜戸神社(うとじんじゃ)


一路、山間から海を目指す。
母なる海、と言われるように、全ての生命にとって海は切っても切り離せない関係。

日本全国にも海辺に祀られた神社が数多くある。
現在は観光地の一つとして多くの人が訪れている、鵜戸神社。人里離れた海岸の一角ながら、この日も多くの人で賑わっていた。

荒々しい波に削られながら、険しく剃りたった岩窪の中にその社は祀られている。

このあたりの巡りでは、古事記よりもさらに深い歴史書などの話も織り交ぜながら詣ると、より神話や歴史が楽しくなってくる。
そんな話もまた別記事で紹介できればしたいと思う。

高千穂神社(たかちほじんじゃ)


一日目の目玉の一つ、高千穂神社の夜神楽。
神楽とは、豊作豊穣の感謝祭として、そしてまた来年も、という祈願をこめて、神話のストーリーを舞台で舞うというもの。

初めて見た感想は一言で「和風ミュージカル」だった。
しかも、ほとんど喋らない「サイレント和風ミュージカル」。
舞台装置も、もちろん手作り。
しかも、神社の神主・巫女さんといったプロではなく、地域の人たちが毎年毎年持ち回りで、全てを受け継いでいる。

 

霧島では、イザナミ・イザナギの国生みや岩屋戸を主としたストーリーとされ、この南九州が「天孫降臨」の地として語り継がれているのを現代の人たちを通して知ることができた。

日本各地その土地土地で仕様は違い、広島では「神楽女子」なるファンがいるほど、エンターテイメント風にアレンジされているものもあるらしい。

広島では、出雲系のスサノオにまつわる神話が神楽として受け継がれている。
このあたりの流れは知れば知るほど、日本という国がおもしろくなり、歴史が壮大なファンタジーのように感じてくる。

もちろんそれが現代を生きる上でものすごく重要な要素にもなってくるので、BESOはその探求と伝道を意識している。

二日目はその2に続く。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

seven + 13 =