星々のきらめきを静める夜の雨

 

空には無数の星々がきらめいている。

遥か悠久の太古から、遥か何億光年先の隅々まで、

「今」という無の時のみを照らしている。

重く、暗い雲は全てを遮った。

絶望というカーテン。

悲しみの涙をこぼしながら、全てを遮った。

光・希望・愛・自由・夢・・・。

 

だが、そこに、揺らぐ必要も根拠も無い。

ただそこには、光があり、雲があり、雨が落ちている。

というだけ。

 

内側からの強烈なまでの、宇宙の爆発たり得る自分自身の光は失われる事はない。

ただ、見えないだけだ。

2つの飾りの為の目には。

 

雨が止み、雲が過ぎれば、また、星々は輝きを取り戻す。

いや、取り戻したのではない。

その間も輝き続けていたのだ。

ただただ、内側から光る光を。

 

であれば、思い出すだけなのだ。

自分という光を。

 

禅とは、全てであり、然である。

1つは全てで、全ては1つ。

 

自然であり続ける事が禅となる。

道徳もなく、哲学もなく、義務もない。

ただただ光がそこにはある。

 

自由であり、責任があり、無である。

 

ああ、無情

 

そこには、情すらも無い。

 

星のきらめきがあり、雲があり、雨があり、それを眺める自分という目のついた肉の体がある。

全ては1つで、その1つ1つが全て。

自然であり続ける事が、禅となる。

 

星々のきらめきを静める夜の雨